医療機器やその原材料が感作性(遅延型アレルギー反応)を引き起こす可能性の有無を確認するための試験で、動物実験代替法として開発された試験です。医療機器またはその原材料の抽出液をTHP-1細胞(ヒト単球由来細胞)に暴露し、24時間培養後に細胞表面に発現するCD86およびCD54を染色し、その発現量をフローサイトメトリー(FACS)で測定し、感作性を評価します。
1. 用量設定試験 | |
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細胞生存率が75%となる被験物質濃度(CV75)を算出 | |
1) THP-1細胞に複数濃度の被験物質を添加し、24時間培養 | |
2) MTT試薬を添加し、細胞生存率を測定し、CV75を算出 | |
2. 本試験 | |
方法 | 1) THP-1細胞に複数濃度の被験物質を添加し、24時間培養 濃度:CV75×1.2から公比1.2で8濃度 |
2) 細胞を回収し、抗体および7-AADを添加し、FACS測定 抗体:CD86、CD54、マウスIgG1 |
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データ解析 | RFI (%) = (被験物質処理MFI - 被験物質処理Isotype control MFI)/ (被験物質未処理MFI - 被験物質未処理Isotype control MFI)×100 注)MFI;(Geometric) Mean Fluorescence Intensity |
陽性判定基準 | CD86 RFI > 150% CD54 RFI > 200% 3回の実験のうち、いずれか一方の抗体で基準を超えるRFI値が2回以上ある場合、陽性 |
STEP1 | メール、お電話、面談等にてお打ち合わせ |
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STEP2 | ご契約 |
STEP3 | 試験開始 |
STEP4 | 納品 |
報告書
1.5ヶ月
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