コメットアッセイ

細胞のDNA損傷を直接検出し定量的に断片化したDNAを測定する試験です。スライド上にアガロース包埋した細胞の細胞膜を消化し電気泳動すると、DNA断片がヘッド(頭部)からテール(尾部)に向かって移動し、コメット(彗星)に似た構造体を形成します。この構造体を蛍光染色し、蛍光顕微鏡で移動したDNAの量と移動距離を観察し、DNA損傷を検出します。

実験方法

1. 単細胞の懸濁液を調製
2. 融解したLM Agarose(42℃)と混ぜ、スライド上に均一に広げ固定化
3. 溶解緩衝液(Lysis solution)で処理し、細胞膜を除去
4. アルカリ性電気泳動用バッファーに移し、DNAループやDNA断片を遊離
5. 電気泳動:断片化したDNAが陽極に向かって移動
6. 中和後、蛍光色素で染色し、落射型蛍光顕微鏡で観察し、移動したDNAの量と移動距離を自動画像解析システムにて計測

お取引の流れ

サービスの流れ

STEP1 メール、お電話、面談等にてお打ち合わせ
STEP2 ご契約
STEP3 試験開始
STEP4 納品

基本納品物

報告書(組織評価を含む)、標本、写真

納期

1.5ヶ月

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